2013年9月24日火曜日

ウトナイ湖 その2 (飛べない ヒシクイ編 )


湖にいる群れから離れて、
湖岸で羽を休めている 新顔のヒシクイに出くわしました。

健康なヒシクイを この湖岸で見ることは、まずありません。

見た目には、これといった外傷があるようには思えませんが、
何処か調子でも悪いのでしょうか。
それとも迷子?

あどけない表情から、
まだ若い個体のように見えます。

こちらは、何年もウトナイ湖に留まっている 羽を傷めた先輩ヒシクイ。
新顔のヒシクイのそばで、羽繕いをしていました。

ハクチョウ達に混じって羽を休めるヒシクイの姿は
一見すると 長閑な光景にも見えますが、
厳しく悲しい光景でもあります。

湖から聞こえてくるヒシクイの群れの鳴き声に
2羽のヒシクイは、そわそわ し始め


食い入るように群れを見つめ

やがて、ホルンのような低い声で鳴き始めました。

間もなく 群れに向かって泳ぎ始めた、ベテラン ヒシクイ。

そのまま群れの中に入って行くのではないかと
 固唾をのんで見守っていましたが、
手前で向きを変え 湖岸に戻って来ました。

戻ってきたヒシクイは、若いヒシクイに寄り添い

同じように、背中に顔を埋めました。

大きなヒシクイと小さなヒシクイ。

並んだ2羽のヒシクイを見ながら、
逞しく生き抜いて欲しいと、願わずにはいられませんでした。



撮影日   2013/9/22
撮影場所   苫小牧市

2 件のコメント:

  1. 涙、涙の物語ですね。 
     私も数年前、長都沼でマガンが同じ場面で群れを眺め低い声で鳴く姿を見ています。
     我が身のように切ない想いが思い出されました。

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    1. ニック様
      食い入るように群れを見つめる姿と、とぎれとぎれに聞こえる鳴き声が忘れられません。
      運命に抗う事なく全てを受け入れて頑張っている鳥達は、私なんかよりずっとずっと立派だなぁ。
      と思ってしまいます。

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