2010年7月10日土曜日

弱いもの

2羽のオオハクチョウと1羽のマガン。
片時も離れずにいる3羽の姿を
長都沼で見るようになったのは、いつからだろう‥。
 

羽を傷めて飛ぶことのできなくなったオオハクチョウと、まだ幼いマガン。
残されたこの3羽を見る度、ちょっぴり切ない。

う~ん、 やっぱり‥行かなきゃダメ?
 


何処に行くのも一緒。
本当は先に行くのがちょっと不安なんだけど、
オオハクチョウの後を追いかけるちびっこマガン。

大丈夫だよ。
一緒にいれば、怖くない。

ほら、パタパタやってごらん。

さあ、羽づくろいをするよ。

もう終わったのかい?
うん。終わったよ。ちゃ~んと、できた。


そうか‥。いい子だ。


さあ、沼に戻るよ。

傷ついたオオハクチョウと幼いマガンは、まるで家族のようでした。
労わりあって、支えあって、1日1日を過ごしています。

どうか この弱いものが守られますように‥。
やがて沼が凍てついても、生き抜くことができますように‥。

4 件のコメント:

  1. 幼いマガンを一生懸命に守ってあげるオオハクチョウのお話‥とても感動いたしました。
    自身も怪我をしていると言うのに親身にお世話をするオオハクチョウに種を超えた無償の愛を感じます‥(涙)
    願わくばマガンの子は秋に仲間たちと合流出来ます様に‥。オオハクチョウは沼が結氷しても餌の調達が無事に出来ます様に‥。

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  2. sorapuchi 様

    初めは、マガンでなくヒシクイだと思っていました。
    くちばしの付け根が白くなかったからです。
    数日前に手持ちの本で確認して、初めて幼鳥だと判りました。
    それで合点がいきました。
    マガンのちびっこがピッタリと傷ついたハクチョウについていく様も、
    それを受け入れて見守る白鳥の姿も胸に響くものがあります。
    ハクチョウの羽の傷は痛々しく、元のように飛ぶことが出来る可能性は少ないのではないかと思われます。
    でも弱いもの3羽が寄り添う姿は、痛々しいというよりも美しかった‥。

    結氷した沼で逃げ道を失ったハクチョウの姿を想像すると、胸が痛みます。
    共にいることでなんとか難を逃れて欲しいと祈るばかりです。

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  3. とてもほほえましい光景で、また、おまささんは上手に紹介してくれたので嬉しいです。
     私も、数ヶ月前ハクチョウ、マガン達が北帰行して淋しくなった沼でこの3羽に気がついたのが4月末だったか・・・
     どこに移動するのにも常に一緒、羽の怪我で北帰行できないハクチョウに寄り添うマガンにはとても癒されます。
     長都沼に行くたび、知らず知らずこの3羽を捜していて、見つけると、あ~無事だったと安堵していました。
     最近は、沼につながる用水路で見かけることが多くなりました。
     この怪我をしたハクチョウ自身もそうですが、子を置いて行かざるをえなかった親鳥や兄弟は、どんな辛い別れで北へ帰ったのだろう・・
     考えると泣けてきます、めそめそ!
     何もしてあげられない私ですが、見かけると声をかけるようにしています。
     おまささんが、書かれている「労わりあって、支えあって、1日1日を・・」の言葉に、  じ~ん!

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  4. ニック様

    私も同じ気持ちでした。
    長都沼に行けば、いつもこの3羽の姿を探してしまいます。
    1羽も欠けることなく無事でいて欲しいです。

    鳥見を始める前から、ハクチョウのV字編隊飛行には魅せられていました。
    庭仕事中に頭上を越えて行く渡り鳥の姿に、あれこれと想像を逞しくしたものです。
    でもこんなふうに旅立つことのできなかった者同士が、健気に生きているなんてことは想像できませんでした。

    水戸黄門を見ても、泣いてしまうお師匠様。
    お互い、この3羽には泣かされますよね。
    ほのぼのとした気持ち、ちょっとした勇気を与えてくれる3羽に、ひたすら感謝です!

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